これは今の気分で、そして私の主観で、また違うことをすぐに思うかもしれないのだけど、膨れ上がっていた好きが急にしぼんでしまった。この感情を自分が否定しない、そして他人に否定されない喜びにたどり着いたばかりなのに。おかしいな。まだ7月末くらいの話。
最近何かで流れてきて読んだんだけど、推しに夢中になっている状態はギャンブル依存と似ているらしい。そこには感情がハイになっていることが似ているとざっくりと書かれていたような気がするけど、CDを買って申し込むイベントの数々や、ランダムの封入特典や、もうもろにギャンブルと同じだよな。と思い至ってしまえば頭がすん……と冷えた。
やめたいけどやめられない。も何度も思ったし。やめられないの理由を全部公然にするのはまだ抵抗があって無理だけど、下位の理由で他人が介入してこない部分だと、こんなにお金をかけたのに……とやっぱりギャンブルが好きな人と同じことを言っている気がする。
経験を買ったことに満足してるので、お金を使ってしまった……ではなくこんなに使ったのにやめるのはもったいないなあ。みたいな感覚。
余談だけど、親しい付き合いをしている人が学生時代パチンコが好きだったと聞いて「もう絶対にやらないで。ギャンブル嫌いだから」ときつく訴えたことがある。相手は今も興味があるわけではなかったから二つ返事で了承してくれたんだけど「例えば1万円までと決めてきっちりそこまでパチンコするのと、1万円他のことで楽しんで使うの、同じじゃない？」と純粋に疑問を投げ掛けられて、まあ、確かに……となった。ギャンブルがだめなのは自分を抑えることができず、目先の魅力に目が眩み、あと少しあと少しと使ってしまうからで………………胸が痛い。ただ、私はエクセルで計算するくらいには慎重で、ずるずる使うよりは予算を多くとってガッと使うやり方で、ウィジュくんに出会うまでは本当に堅実に生きてきたので破産したりお金に困ってることは全くない。話が大分逸れてしまいましたが……。
私の見える範囲だと、この界隈はペン卒宣言してやめるファンがとても目に付く。それは、恋に似た熱量で燃え上がったからこそ区切りをつけたくなるのかな。こんな綺麗な思い出があったよ。楽しかったよ。と皆に見てもらって次に進みたくなる。個人的にはそう考えると納得できた。
ギャンブルに溺れていても、狂っているのが楽しかったし。
だからこそ、狂えなくなったときに終わりを考えるのかもしれない。
本当に個人的になんだけど、&TEAM、好きにさせ方があまりうまくない気がする。これは事務所の売り出し方と私たちが勝手に好きになっていることが原因で、メンバーを責める意図はない。
こんなに曲が良くて、パフォーマンスが魅力的でも、地上に降りすぎてしまったり降りた先が吊り橋だと、揺らされ続けたファンは自分と推しの激しい人生のように錯覚してしまうけど、実際関係のない他人と思い出した瞬間にすん……となってしまう。ような。私だけなのかな……。
でもこんな個の欲に囚われたファンが生まれるのも今だけなんだろうな。きっと有名になるにつれて個の欲に囚われたままの人は苦しくて淘汰されて、清らかでおおらかで最初から欲を持つことにピンとこない人がその何倍も沢山溢れる。一度上昇気流に乗れればエスカレーター式に上がっていけると思うし、ファンは増え続ける。私は&TEAMにはそんな可能性があると思ってる。ウィジュくんへの手紙にはずっと誰よりも愛されることを願ってる。
幸い、ウィジュくんのいちばん好きなところはダンスで、ハルアくんとのケミも可愛くて大好き。対私の思い出を得られなくなっても好きで見ていたいところが沢山あるけど、なんでだか急に同じ写真を見ても胸の苦しさがなくなってるんだよね。
でも今の感情なので、これからはわからない。
10月また選択を迫られる。そのときどうなっているかなあ。
